会計士オオノ先生のおすすめ本 51の質問に答えるだけですぐできる「事業計画書」のつくり方

今回紹介する本

51の質問に答えるだけですぐできる「事業計画書」のつくり方

著者:原 尚美
出版社:日本実業出版社
ページ:238P
初版年月日:2011年12月

どんな本?

オオノ先生
オオノ先生

これを読んだらはじめての事業計画書が作れますよ! 

起業・開業にあたっては準備のためにいろいろな知識を得た方がいいのかな?と考えると思います。もちろんやるべき準備もたくさんあるんですけど、やっぱり1番最初は事業計画書を作った方がいいですよね。事前に事業計画書を作り、その事業がうまくいくのかどうかを判断するのは非常に重要かなと思います。

でも、事業計画書も最初はなかなか作れないですよね。本を読んでも難しい本ばかりで、なかなか上手く作れない…という方におすすめなのが、原尚美先生という税理士の先生が書かれている『51の質問に答えるだけですぐできる「事業計画書」の作り方』という本です。 

この本は本当にオススメで、質問に答えていくだけで勝手に事業計画書ができていったり、数字が苦手な方でも、どの数字をどこから持ってくればいいかみたいなところも、図表入りでかなり詳しく書かれています。

さらに事業計画書のフォーマットとかもダウンロードできるようになっているので、最初の事業計画書を作るための1冊としておすすめしたいなと思います。

おすすめのポイント

  1. シンプルで実践的なアプローチ
    本書は「51の質問」を通じて、読者が段階的に事業計画書を作成できるように設計されています。これにより、事業計画の基本から具体的な記述方法まで、一歩一歩自分のビジネスに落とし込むことができます。この方法で作成された事業計画書は金融機関や取締役会など正式な場に提出する資料としても必要十分で、実践的な利用ができます。
  2. 理解しやすい内容とサポートツール
    数字が苦手な人でも理解できるように、必要な数字の取り扱いや見積もり方が図表を使って丁寧に説明されています。また、実例を通じて具体的なイメージを持つことができ、これが事業計画書作成のイメージを具体化するのに役立ちます。さらに、事業計画書や利益計画書のフォーマットがダウンロードできるため、実際の文書作成に直接活用することが可能です。
  3. 自己分析と戦略策定の促進
    質問に答えるプロセスが自社の強みや弱み、今後の課題を明確にするのに効果的です。これにより、事業計画だけでなく、組織内での共有や現場レベルでの戦略の落とし込みにも利用できる土台が築けます。これは、新たな事業を計画している起業家や既存の事業方針に疑問を持っているビジネスリーダーにとっても非常に価値があります。
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公認会計士・税理士
セブンセンス税理士法人 ディレクター

大学卒業後、有限責任監査法人トーマツへ入所。
金融インダストリーグループにて、主に銀行、証券、保険会社の監査に従事。
​トーマツ退所後は、資金調達支援、資本政策策定支援、補助金申請支援などで多数の支援経験を持つ。
また、スタートアップ企業の育成・支援にも力をいれており、各種アクセラレーションプログラムでのメンタリングや講義、ピッチイベントでの審査員および協賛などにも精力的に関わっている。