黒字倒産
- 会社が利益を出しているのに、手元のお金が足りなくて潰れてしまうことです。
- 商品の代金をすぐに貰えなかったり、お金を使い過ぎたりして、支払いができなくなってしまいます。
- 黒字倒産を防ぐには、すぐに使えるお金を手元に残しておいたり、商品やサービスの売上代金を早く支払ってもらうようにしたりします。
簡単にいうと?
七田扇子
(シチダセンス)
(シチダセンス)
黒字倒産とは、会社が利益を出しているのに、手元の現金が足りなくて倒産することです。これは、売上はあってもお金の回収が遅れたり、在庫を増やしすぎて現金が足りなくなったりすることで起こります。例えば、商品をたくさん売っても、取引先の支払いが遅れると手元に現金が不足して倒産してしまうことがあります。
対策としては、顧客からの支払いを早く受け取るようにしたり、過剰な在庫を持たずに必要な分だけを確保したりすることで、手元の現金を多く残すことができます。また、突然の出費に備えて、ある程度の現金を確保しておくことで、緊急時に対応できます。
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東京商工リサーチによると、2023年に全国で倒産した企業のうち、約7割が直近決算の純利益が赤字だそうです。逆に言うと、約3割は直前まで黒字なのにもかかわらず倒産していることになります。
黒字倒産は前述した要因以外に、取引先の倒産や金融機関の取引が停止することによっても起こることがあり、突発的に発生するケースもあります。
黒字倒産を防ぐためには、キャッシュフローの管理と取引する金融機関の多様化が重要です。
キャッシュフローの改善には、売掛金の回収を早めることや在庫の適正化以外にも、売掛金を早期に現金化するファクタリングの活用なども有効です。
また、金融機関が一つだけに依存していると、その金融機関の融資姿勢の変化が直接的に資金繰りに影響を与えるリスクがあります。複数の金融機関と取引をすることで、資金調達の柔軟性を高めることができます。
出典:https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198413_1527.html