役員借入金
- 役員借入金は、会社が役員(社長や取締役)から借りているお金です。
役員貸付金
- 役員貸付金は、会社が役員に貸し付けているお金です。
簡単にいうと?
七田扇子
(シチダセンス)
(シチダセンス)
役員借入金は、会社が役員から借りているお金です。例えば、会社が資金不足の時などに、役員がお金を貸すことで会社を助けるといったケースがあります。役員借入金のメリットは、利息と返済時期を自由に設定できることです。つまり、役員と会社の間で利息を設定しないことも可能で、返済のタイミングも柔軟に決められます。
役員貸付金は、会社が役員に貸したお金です。例えば、役員が個人的にお金が必要な時に会社から借りることがあります。これには利息がかかり、その利息には税金もかかります。また、金融機関からの信頼が下がることもあります。
会計ソフトの仕訳例
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役員貸付金の利息は、法律で定められた利率に従って利息を設定しなければなりません。この利率は毎年変わります。例えば、2023年の場合、利率は1.5%です。この利息には税金がかかり、会社の利益として計上されます。
また、貸付にあたっては、会社の株主総会等でその貸付を承認してもらったうえで、金銭消費貸借契約書を作成する必要があります。この契約書には、貸し付ける金額、返済期間、利率、返済方法などが記載されます。契約書を作成することで、会社と役員の間でお金のやり取りが正式に記録され、後でトラブルが発生するのを防ぎます。
役員借入金は、役員が亡くなると、役員の財産として相続の対象になります。つまり、借入金が遺産として評価され、相続税がかかることになります。役員借入金が多いと、その相続税も高くなる可能性があります。相続税の負担を軽減するためには、生前に計画的な返済や資産管理を行うことが重要です。