Q:2年前に飲食店を開業しました。資金繰りがうまくいかずに困っています。 開業資金は全て自己資金で賄いましたが、これから融資を受けるにはどうしたらいいでしょうか?今まで融資を受けたことはありません。
お金に困ったときではなく、創業段階で金融機関からお金を借りておくことには多くのメリットがあります。
まず、企業が順調に運営されている時期や創業初期に借り入れを行うことで、資金繰りが悪化した時よりもスムーズに融資を受けることができます。創業段階で資金を借りておくことで手元資金を厚くし、予期せぬ事態に備えるためのリスク管理として有効です。
また、創業段階で金融機関と取引をし、日頃から金融機関と良好な関係を築いておくことも大切です。普段からコミュニケーションを密にしている企業に対して、金融機関はより協力的になる傾向があります。これにより、業績が悪化した際にもサポートを得やすくなります。
資金繰りが厳しくなり、赤字が続いている状態で初めて金融機関にアプローチすると、金融機関はそのリスクを大きく感じ、お金を貸したくないと判断される可能性が高いです。
これらの理由から、創業段階で資金を借りておくことは、経営の安定や成長、リスク管理のために非常に重要といえます。